トリプタンスリンとアトピーへの効果について
こんにちは
神奈川県大和市にある美容室Y(ユウ)の大橋です
前回からの続きです。
藍染の魅力は見た目の美しさや肌ざわりの良さだけではありません。 藍は、古来より多くの効能を持つ薬草として人々の暮らしを支えてきました。
葉や種には、ふぐ中毒の解毒や解熱剤として使われるほどの薬効があり、藍染された生地や衣類は、虫をはじめ蛇も近寄らないほどの防虫効果や、汗臭さが気にならない上にあたたかい消臭・保温効果、肌を守る紫外線防止効果などがあります。
最近ではアトピー性皮膚炎への抗菌性も大いに注目されています。
藍の抗菌成分「トリプタンスリン」 藍の研究をしている北原教授は、藍が肌に良いという民間にある伝承に着目し、2002年5月から実験を開始。 弘大教育学部の専念農場で栽培した藍の乾燥葉に溶液を入れてかくはんし、有機物の抽出を繰り返し、皮膚に有効な成分を絞りこみました。
抽出したのは藍にある成分「トリプタンスリン」。アトピー性皮膚炎の治療にも使われている「硝酸ミコナゾール」より約6倍強い抗菌性を示しました。
そこで、藍からアトピー性皮膚炎治療薬の探索を行い、トリプタンスリンの臨床試験が行われました。
その結果、トリプタンスリンはアトピー性皮膚炎を軽減が確認できました。 トリプタンスリンが十分にアトピー性皮膚炎に対して治療効果がある事が証明されたのです。
また、抗菌性によるアトピー性皮膚炎の治療効果だけではなく、免疫応答におけるⅣ型アレルギー反応抑制作用が明らかになったのです。
皮膚に常在する菌の一種で、カビの仲間である「マラセチア菌」の増殖も原因となり、アトピー性皮膚炎では80%の患者にこの菌が認められております。 マラセチア菌はアトピー性皮膚炎の他、夏季ざそう(夏に悪化するニキビ)、脂漏性皮膚炎なども引き起こしますが、藍にはこのマラセチア菌を抑制する効果をがあります。
菌への耐性が弱まりつつある現代。
アトピー持ちのお子様も多い時代にとって、非常に嬉しい効能です。
今回はここまで次回はクレンジングについて説明していきます!!
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